♥ 2019.7.5 認知症とアロマ&タッチングケア勉強会 ♥
タッチングケアセラピスト認定者に向けた勉強会&手技の復習会を行いました。
テーマは「認知症とタッチングケア」
初めに、高齢期における記憶について理解を深めました。
高齢期は、これまでの人生を振り返り、人生を受容する時期です。
自分の人生を受容し幸せであるためにも、記憶は重要な役割を担っており、
認知症はその記憶が失われていく病であるという事。
「記憶が失われていく」とはどういうことなのかみんなで理解を深めました。
続いて、今、単独世帯の割合が増えている現実があります。
認知症の早期発見にはご家族の力がとても大きいのに、
高齢者の単独世帯の増加は認知症の発見を遅らせるだけでなく
家族による直接介護がしにくい環境になっていく事が今後予測されます。
単独世帯が増えることは「孤立」する高齢者が増えていく可能性があり、
それは認知症のリスクを高める事にもなります。こうした背景から予測される
「孤立」をさせないために、触れ合いを通じた心のケアで私達タッチン
グケアセラピストに何が出来るか考え実践していく必要があると確認し合いました。
今、私たちが定期的に行っている「ふれあいサロン」がその活動の一つであり「そこに行けば必ずやっている」といった安心感をもって頂くために
も、この活動は続けることに意味があります。
この、定期的にコミュニティーサロンに参加すると要介護認定率が半減し、年4回以上の参加で認知症の発症リスクが0.7倍に低下するという結果が出ています。
コミュニティー作り、
つまり高齢者の社会参加を促す取り組みの大切さを改めて感じました。
「楽しい」とか「興味がある」という事が人の行動を促す大きな力になるそうです。
「ふれあいサロン」やタッチングケアの活動も「何をすれば良いか」だけでなく「どうすれば楽しくなるか?」を考え、また、家庭でも何か工夫出来る事はないか・・・?など、みんなで知恵を出し合っていこうと話しました。
たくさん頭を使った後は、タッチングケアの技術練習を行いました。
参加者の感想の一部です。
☆認知症&おばあちゃんになる事への不安がちょっと軽くなり、楽しく活動していき たいなぁ~と思える講座でした。
☆自分がこれからどういう気持ちで年を重ねていけばいいかという事を考える時間にもなり良かったです。
☆認知症とアロマ&タッチングケアは絶対にいい!と感じました。
☆本人も周りの人も穏やかに暮らしていけるかをアロマやタッチングケアを通じて考える事が出来ました。
上記以外にも沢山のご感想いただきました。
10月6日(日)にも行います。
参加希望される方はメッセージ下さいね!
お名前
メールアドレス *